今回は、大人気の「鬼滅の刃」の全巻あらすじやネタバレをまとめました。
1巻~最新刊までの内容をかなり詳しくまとめましたので鬼滅の刃まだ読んだことないという方でもご覧ください!
是非このページで鬼滅の刃のファンになっちゃってください
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全巻まとめ
巻数ごとにあらすじをまとめました
このページで全巻の内容を把握できますよ。
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1巻
- 鬼になった妹
- 全集中の呼吸
- 最終選別
鬼になった妹
ある雪の降る日、炭治郎はいつもと同じく炭を売るために町へ降りる。
帰る頃は夜深く、山奥の家へ帰る道で三郎爺さんに「鬼が出るから泊まっていけ。」と止められる。
炭治郎は鬼などいるわけないと思いながらも家に泊めてもらい夜が明けて家へと向かう。
朝、炭治郎が家に着くと家の前で倒れる禰豆子と六田を見つける。
駆け寄る炭治郎が家の中に目を移すとそこには無残な家族の姿があった…
禰豆子だけはまだぬくもりがあったため炭治郎は禰豆子を背負い急いで医者へと向かう。
しかし背負っていた禰豆子が突然獣のような叫び声をあげ、鬼の姿へと変わってしまう。
鬼になった禰豆子に襲われる炭治郎…
禰豆子に対し懸命に「鬼になんてなるな、頑張れ!」と呼びかけ続ける。
呼びかける炭治郎に鬼になったはずの禰豆子は涙を流す。
そこへ一人の剣士が現れ禰豆子の頚に斬りかかろうとしたため、すかさず炭治郎は禰豆子をかばった。
鬼を斬るのが仕事だというその男に炭治郎は妹を殺さないでくれと頼む。
しかし男は禰豆子を奪い、ただ助けをこうだけの炭治郎に対しこう言い放つ。
「弱者には何の権利も選択肢もない。」
そして禰豆子に刀を突き刺す。
炭治郎は禰豆子を助けようと男に襲い掛かるが気絶させられてしまう。
それを見た禰豆子は男の手を振り払い炭治郎の元へかけより喰うのではなくかばう動作を見せた。
男はこの二人は何か違うのかもしれないと感じた。
目覚めた炭治郎に対して富岡義勇(とみおかぎゆう)と名乗る男は、鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)という老人を訪ねるように言い残し去って行った。
全集中の呼吸
鱗滝(うろこだき)と出会い、禰豆子を守るため鬼殺隊(きさつたい)となるための厳しい修行が始まった。
炭治郎は日々の修行により体力が向上し、鼻も以前より鋭く匂いを捉えるようになった。
その一方で禰豆子は眠り続け半年経っても目を開けることはなかった。
炭治郎はより一層修行に励み一年たつと鱗滝(うろこだき)からもう教えることはないと言われ大きな岩の元へと連れていかれる。
そしてこの岩を切ることができれば最終選別に行くのを許可すると言い、それ以降炭治郎への訓練はなくなった。
そこから半年経っても岩を切ることはできず焦る炭治郎。
そこへ錆兎(さびと)と真菰(まこも)という子が現れる。
錆兎(さびと)は実践を、真菰(まこも)は全集中の呼吸について炭治郎に指導をすることなった。
2人の教えを受けて半年経ち、その日初めて炭治郎の刃が錆兎(さびと)に届き勝つことができた。
すると錆兎(さびと)と真菰(まこも)は消え、錆兎(さびと)の面を斬ったはずの炭治郎の刀はあの大きな岩を斬っていた…
最終選別
最終選別での合格条件は鬼の閉じ込められた空間で7日間生き残ること。
炭治郎はついに試験へと足を踏み入れる。
最終選別にて鱗滝(うろこだき)に捕らえられたと言う大型の鬼に出会う。
その鬼は鱗滝(うろこだき)への恨みから過去に最終選別へ来た鱗滝の弟子たちを全員殺していたのだった。
そして炭治郎は錆兎(さびと)と真菰(まこも)もこの鬼によって殺された鱗滝(うろこだき)の弟子であったことを知る…
鬼の攻撃を受ける炭治郎だったが、”隙の糸”が見え鬼の首に斬りかかる。
2巻
- 禰豆子の目覚め
- 鬼舞辻無惨との出会い
禰豆子の目覚め
鬼の頚に斬りかかる炭治郎の姿は鱗滝(うろこだき)と重なり死を待つだけとなった鬼に過去の記憶が蘇る。
鬼になり自分の兄を殺してしまったことを思い返し涙する鬼に対し炭治郎はその消えかかる手を優しく握り、次生まれてくるときは鬼にならないようにと願う。
戦いが終わり最終選別を生き残った炭治郎は鬼殺隊(きさつたい)としての一歩を踏み出した。
鱗滝(うろこだき)のもとへと帰ると長い間眠っていたはずの禰豆子が目を覚ます。
再会を果たし涙を流す炭治郎に鱗滝(うろこだき)も2人を抱き涙を流す。
炭治郎のもとに鋼鐵塚(はがねづか)という炭治郎の刀を打った者が現れる。
持ち主によって色が変わると言われる日輪刀(にちりんとう)を炭治郎が手にすると、刀は漆黒に染まっていった。
刀を受け取った炭治郎の元に鬼狩りとしての最初の仕事が伝えられる。
炭治郎は鱗滝(うろこだき)のもとを離れ毎夜消える少女について探索をするため町へと向かった。
鬼舞辻無惨との出会い
消えた少女を探索をしていると”血鬼術(けっきじゅつ)”という特殊な術を使う異能の鬼に出会う。
その鬼は若い少女のみを狙い喰っていた。
一人の鬼が三人に分裂し地面や壁を潜るようにして戦う鬼に苦戦する炭治郎。
禰豆子と二手に分かれ、地面の中の沼にもぐりこんだ炭治郎は不利な状況な中水の呼吸で2人の鬼の頚を斬る。
炭治郎は地上に戻ると追いこんだ残る1人に対し鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)について話せと言う。
ところがその名を聞いた途端鬼は震えだし「言えない。」という。
暴れ出した鬼の頚を斬り、結局なにも聞き出すことはできなかった…
そんな中浅草で炭治郎は偶然、自分の家族を殺し禰豆子を鬼にした鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)に出会う。
そこで炭治郎は人間に紛れて生活していた無惨(むざん)に対し必ず自分が首を斬ると宣言する。
炭治郎は浅草で出会った珠世(たまよ)と愈史郎(ゆしろう)とともに鬼を人間に戻すための薬を作ることに協力することとなる。
そこに十二鬼月(じゅうにきづき)だという2人の鬼が現れる…
3巻
- 屋敷での子供の救出
- 善逸の力
屋敷での子供の救出
矢印を操る鬼と毬を操る鬼2人を倒した炭次郎たち。
しかし2人は十二鬼月ではなかった。
珠世(たまよ)と愈史郎(ゆしろう)と別れ次の任務へと向かう途中で善逸と出会う。
2人で次の任務の屋敷にたどり着くと、外に怯える少年と少女を見つける。
話を聞くと化け物が兄を家に連れ去って行ったという。
炭治郎たちは子供たちの兄を助けるため屋敷に乗り込むが、鬼の異能によって離れ離れにされてしまう。
善逸と別れた炭治郎は屋敷の主である鬼に出会うも猪の皮を被った男の乱入によって別の部屋へと移される。
そこで攫われていた子供たちの兄である少年を見つける。
善逸の力
一方、善逸は屋敷の主とは別の鬼と遭遇する。
怯え続ける善逸はあまりの恐怖についに気を失い眠ってしまう。
絶体絶命、鬼に襲われかけた瞬間、寝ていた善逸が動き出す。
雷の呼吸を使い一瞬のうちに鬼の頚を斬った善逸。
しかし鬼を倒し眠りから覚めた善逸は自分が鬼を倒したことを覚えていなかった…
屋敷の主との闘い
少年をみつけた炭治郎は屋敷の主である鬼と対峙する。
部屋を自由自在に操る異能に苦戦し、前の鬼との戦いで体も限界であったが自分を鼓舞し続けついに鬼の頚を斬った。
戦いを終え屋敷を抜けるとそこには禰豆子のはいった箱を襲おうとする猪の男と箱を守る善逸の姿があった。
4巻
- 那田蜘蛛山(なたぐもやま)へ
- 極められた壱ノ型
那田蜘蛛山(なたぐもやま)へ
猪の皮を被った男である伊之助を含め三人は山を下る。
鬼との戦いで身体の負傷がひどかった三人は藤の花の家紋の家でしばし休息することとなった。
藤の花の家紋の家は鬼狩りに命を救われた一族であり鬼狩りであれば無償で尽くしてくれる。
傷が癒えた頃、緊急の指令があり三人共々那田蜘蛛山(なたぐもやま)へと向かうこととなった。
那田蜘蛛山(なたぐもやま)に近づき怖いと駄々をこねる善逸に対し、山から出てきたボロボロの鬼殺隊員を見た炭治郎と伊之助は善逸を残し山へと急ぐ。
山へ入った2人は斬り合う隊員たちを見つける。
何者かの蜘蛛の糸によって死んだ者も生きた者も操られる隊員たち。
触覚の優れた伊之助の空間識覚によって操っている本体を見つける。
母さんと呼ばれている本体の鬼は炭治郎が技を繰り出そうとすると、抗うことはせず死んだら解放される…と自ら頚を差し出す。
炭治郎はとっさに「水の呼吸 伍ノ型 干天の慈雨(かんてんのじう)」に切り替える。
この技は斬られた者には殆ど苦痛がなく自ら首を差し出す相手にのみ使う慈悲の剣撃であった。
頚を斬られた鬼はこの山には十二鬼月(じゅうにきづき)がいると言い残し消えていった。
極められた壱ノ型
遅れて山に入った善逸は人面蜘蛛に追いかけられる。
たどり着いた先には蜘蛛の糸につるさられた家と蜘蛛になりかけている隊員たちの姿があった。
家から出てきたのは大きな蜘蛛の姿をした鬼だった。
鬼によって蜘蛛になる毒を刺された善逸は再び恐怖から失神する。
眠っている中、過去の育手の言葉を思い出し一つの攻撃を極めた善逸の一撃「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃(へきれきいっせん)」によって鬼の頚は斬られた。
鬼を倒した善逸であったが蜘蛛の毒によって一度は諦めそうになるも呼吸で毒の巡りを遅らせようと一人奮闘する。
炭治郎と伊之助は新たに大型の父さんと呼ばれる鬼と出会う。
5巻
- 十二鬼月の強さ
- 動き出す鬼殺隊の柱たち
父鬼によって炭治郎は吹き飛ばされ伊之助だけが取り残される。
父鬼に懸命に立ち向かう伊之助であったが刀を折られ頚を握りつぶされそうになる。
そこへ義勇(ぎゆう)があらわれ伊之助が手も足も出なかった相手をあっという間に切り裂く。
十二鬼月 累(るい)との闘い
吹き飛ばされた炭治郎は着地した場所で少年の姿の鬼である累(るい)にきりつけられている女の鬼を見つける。
炭治郎に仲間ではないのかと問われると、少年の鬼は自分たちはそんな薄っぺらなものではなく家族だと言う。
しかし、炭治郎は恐怖で縛りつけた絆を家族とは言わないと否定する。
すると家族への執着の強い累は炭治郎の言葉に対し激しく怒る。
戦いが始まると累(るい)の操る蜘蛛の糸によって刀を斬られ、体を刻まれそうになる…
そこへ咄嗟に禰豆子が体を張って炭治郎をかばう。
炭治郎と禰豆子の絆を見た累はその絆こそ本物だと言い禰豆子を自分に渡せば命は助けてやると言う。
炭治郎が禰豆子は絶対に渡さないと答えると、無理やりにでも奪うと累は笑いながら髪をかき上げる。
するとその眼には下弦の伍としるされていた…
累の強さに絶対絶命の中で走馬灯を見た炭治郎はそこで父との記憶であるヒノカミ神楽を思い出す。
禰豆子の血鬼術(けっきじゅつ)である爆血(ばっけつ)と炭治郎のヒノカミ神楽で累(るい)の頚を斬る。
累(るい)を倒したと思われた炭治郎だったが、炭治郎に斬られる前に累(るい)は自分の操る糸で頚を切っていたのだった。
怒り攻撃を仕掛ける累に対し、ボロボロの体で動くことができない炭治郎。
終わりかと思われたその時、義勇(ぎゆう)が現れ炭治郎を守る。
胡蝶(こちょう)しのぶの登場
逃げた姉鬼の先にまっていたのは柱である女の剣士だった。
蟲の呼吸を扱うその剣士によって攻撃を受けた鬼は首を斬られていないことに安堵する。
しかし、すぐに体に異変が起こり体中を巡る毒によって姉鬼は死んだ。
蟲柱である胡蝶(こちょう)しのぶは、柱の中で唯一首を斬れない剣士だが毒によって鬼を殺すことができる剣士であった。
累(るい)との戦いが終わり、再会を果たした炭治郎と義勇(ぎゆう)。
そこへしのぶが現れ禰豆子を排除しようとするが義勇(ぎゆう)は禰豆子をかばい養護する。
6巻
- 柱集合
- 機能回復訓練
柱集合
追われる炭治郎と禰豆子であったが伝令によって屋敷へと連れていかれることとなる。
目覚めると炭治郎は鬼殺隊(きさつたい)の中で最も位の高い九名の剣士である柱に囲まれていた。
起きた炭治郎に柱たちは炭治郎と禰豆子、またそれをかばった義勇(ぎゆう)に対して処罰を望む。
いくら禰豆子が二年もの間人を喰っていないとはいえ、鬼を連れている炭治郎に嫌悪を抱く者は多かった。
しかしお館様の言葉と、禰豆子が人を喰わないことの証明を目の当たりにし禰豆子を公認する。
機能回復訓練
怪我をしていた炭治郎はしのぶの屋敷へと連れていかれる。
そこで同じく怪我の治療のため連れてこられた善逸と伊之助と再会する。
怪我が治り始めた三人のもとへしのぶが現れ体力を戻すため機能回復訓練を開始すると伝える。
屋敷の三姉妹、アオイ、カナヲによって行われる訓練は予想以上に辛く、なんとかアオイに勝つことはできた三人もカナヲには全く手が届かない。
カナヲに負け続ける日が続き、善逸と伊之助は訓練を諦めてしまう。
そんな中炭治郎は一人訓練を続け、三姉妹の手助けとしのぶの励ましもあり常に全集中の呼吸を続ける全集中の常中(じょうちゅう)という技を身に着ける。
そしてついに負け続けたカナヲとの訓練に勝つことができた。
そんな様子をみていた善逸と伊之助は焦り、遅れて常中(じょうちゅう)を身に着け訓練を無事終える。
下弦の鬼の集合
無残(むざん)によって下弦の鬼が集められる。
累(るい)が殺されたことで無惨は十二鬼月(じゅうにきづき)を上弦の鬼のみにすると言い、集められた鬼たちを殺していく。
最後に残された下弦の壱は他の鬼たちとは違い生きることへの執着を見せることはなく無惨(むざん)に殺されることを喜ばしいと伝えた。
それを聞いた無惨(むざん)は血を与え挽回するためのチャンスを与える。
そして柱と炭治郎を殺すようにと言い残す。
※アニメはここまで
7巻
- 無限列車での戦い
無限列車での戦い
炭治郎は炎柱の煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅうろう)にヒノカミ神楽についての情報を得るため善逸、伊之助とともに煉獄(れんごく)が任務のため乗り込む列車に向かう。
煉獄(れんごく)に出会い話を聞くもヒノカミ神楽についての情報を得ることはなかった。
回りにきた車掌によって切符を切られ気づくと列車の中の全員が眠りについていた…
下弦の壱・懕夢(えんむ)は自身の術により列車全体の者を眠りにつかせ誰もが持つ”精神の核”を破壊し廃人にしたうえで肉体を破壊するのが目的であった。
各々が自身の幸せな夢を見る中で、必死に夢から覚めなければと抗う炭治郎。
無事に核を破壊される前に目覚めた炭治郎は懕夢(えんむ)の元へと向かう。
頚を斬り戦いは終わったと思われたが、すでに列車と一体化していた懕夢(えんむ)は乗客200人を人質にとり消えた。
1人では全員を守り切れないと焦る炭治郎だったが煉獄(れんごく)や伊之助たちも目覚め乗客を守る。
煉獄(れんごく)の指示で炭治郎と伊之助は列車と一体化した鬼の頚を探し斬るため操作室へと向かう。
頚を見つけた2人は協力し連撃を与えつづけ、頚の骨が現れたところで炭治郎がヒノカミ神楽の一撃を繰り出す。
8巻
- ついに現れる上弦の鬼
- 煉獄の死
ついに現れる上弦の鬼
鬼の頚は斬れ列車は止まり無事人質は誰一人喰われることなく生き残った。
しかし、炭治郎と煉獄(れんごく)の前に上弦の参・猗窩座(あかざ)が現れる。
煉獄(れんごく)の強さを目にし鬼になれという猗窩座(あかざ)に対し、煉獄(れんごく)は拒否し自分の責務はここにいる全員誰も死なせないことだという。
2人の激しい戦いに炭治郎と伊之助は手も足も出ない。
お互いが全力で技を繰り出し衝突し、土煙が消え炭治郎が2人を見つけるとそこには猗窩座(あかざ)の腕が貫通した煉獄(れんごく)の姿があった。
腕が貫通したままの状態で夜明けが近づき焦る猗窩座(あかざ)を煉獄(れんごく)は離さなかった。
咄嗟に炭治郎と伊之助が首を斬りにかかるが自ら腕をちぎった猗窩座(あかざ)に逃げられる。
煉獄の死
煉獄(れんごく)は最期に炭治郎たちに言葉を残した。
そして自分の責務を全うした煉獄(れんごく)は微笑んで最期を迎えていった。
煉獄(れんごく)の死を目の当たりにした炭治郎たちは涙を流し自分たちの弱さに打ちひしがれるも成長していくことを誓う。
煉獄(れんごく)の父と弟である千寿郎(せんじゅうろう)に最期の言葉を伝えに行った炭治郎。
だが、煉獄(れんごく)の父は炭治郎の耳飾りを見た途端を形相を変える。
”日の呼吸”の使い手かと問われなんのことかわからずいると煉獄(れんごく)の父は炭治郎に襲い掛かる。
自分たちを馬鹿にしているのだろという煉獄(れんごく)の父に対し、炭治郎がなぜかと問う。
すると煉獄(れんごく)の父は話し始めた。
「”日の呼吸”は始まりの呼吸であって最強の呼吸。全ての呼吸はそこから派生したもので後追いに過ぎない。”日の呼吸”の使い手だからと言って調子に乗るなよ。」
と、いわれた炭治郎は
「日の呼吸がヒノカミ神楽のことであるならば自分はなぜ煉獄(れんごく)を救えなかったのか」
と自分を責め、勢いで襲い掛かる煉獄(れんごく)の父に対し頭突きをして失神させてしまう。
炭治郎から伝えられた杏寿郎(きょうじゅうろう)の最期の言葉を千寿郎(せんじゅうろう)が伝えると煉獄(れんごく)の父は優しい言葉に涙を流す。
いざ遊郭へ
任務が終わり炭治郎が蝶屋敷へと戻ると、音柱・宇髄天元(うずいてんげん)が女の隊員が必要だといいアオイたちを無理やり連れて行こうとしていた。
炭治郎は自分たちが代わりに行くといい、任務帰りの善逸と伊之助とともに宇髄(うずい)に同行することとなる。
3人は宇随(うずい)に連れられ鬼の棲む”遊郭(ゆうかく)”へと向かう。
9巻
- 遊郭への潜入調査
- 上弦の陸・墮姫
遊郭への潜入調査
宇髄(うずい)の三人の嫁は遊郭(ゆうかく)に潜む鬼の情報を得るため遊女として潜入していた。
しかしその三人との定期連絡が途切れたため今回宇髄(うずい)が乗り込むこととなった。
炭治郎たちは女装して各自別れてお店に潜入し宇髄(うずい)の嫁と鬼の探索を開始する。
善逸は潜入した先で蕨姫花魁(わらびひめおいらん)という名で紛れる鬼の正体に気づく。
しかし鬼側も善逸が鬼殺隊の一員であることに気づき、その後善逸は店から姿を消してしまう…
定期連絡のために集合した炭治郎と伊之助に宇髄(うずい)は善逸は行方知れずになったと伝える。
宇髄(うずい)はあとは一人で動くといい炭治郎と伊之助を残していなくなってしまう。
炭治郎は鬼を倒すため店で良くしてくれた鯉夏(こいなつ)のもとを訪れ自分が女装していたことを伝え、自分がいなくなった人たちを必ず助けると伝える。
炭治郎が部屋を出ていったあとに再び戸が開いたため鯉夏(こいなつ)が振り返るとそこに立っていたのは蕨姫花魁(わらびひめおいらん)として紛れていた上弦の陸である堕姫(だき)だった…
上弦の陸・墮姫
炭治郎が鬼の匂いを感じ鯉夏(こいなつ)の元へと戻るとそこには堕姫(だき)と堕姫の帯によって吸収されそうになる鯉夏の姿があった。
体温を上げヒノカミ神楽を連発しなんとか堕姫(だき)と戦い続ける炭治郎。
一方で伊之助は堕姫(だき)の異能によって帯に閉じ込められた女達と善逸のありかを突き止める。
帯の中に閉じ込められていた宇髄(うずい)の嫁である須磨(すま)とまきをを救出し、眠った状態の善逸も攻撃に参加する。
それでも攻撃を防ぐのに精一杯の伊之助たちのもとに大きな爆裂音とともに宇髄(うずい)が現れまたたく間に帯の鬼を切り刻む。
10巻
- 墮姫との闘い
- 兄の妓夫太郎(ぎゅうたろう)の登場
墮姫との闘い
宇髄(うずい)によって切られた帯は墮姫(だき)の元へと戻り、柱が来ていることを知った墮姫(だき)はこれであの方に喜んで戴ける…と呟く。
そこへ一般人が現れ店の前で揉め事を起こすなと炭治郎たちに叫ぶ。
炭治郎が建物へ隠れろと言ったと同時に墮姫(だき)は広範囲に攻撃し罪のない多くの人が犠牲になる。
それを目にした炭治郎は目から血が出るほどの強い怒りによって墮姫(だき)を追い込む。
しかし、頭の中で妹に「息をして」と呼びかけられ我に返った炭治郎は自分の体の限界に気づく。
怒りで苦しみや痛みを忘れていた炭治郎はとっくに命の限界を迎えていたのだった。
墮姫(だき)が苦しむ炭治郎の頚を斬ろうとした瞬間禰豆子が炭治郎を守る。
禰豆子も炭治郎と同じようにたくさんの人を傷つけた墮姫(だき)に対し怒りを覚えていた。
禰豆子はその激しい怒りに突き動かされ戦いの中で体中に痣が出現し、回復スピードが上弦に匹敵するほどになっていた。
それと同時に我を失い血を流した人間をみて襲いかかろうとするも炭治郎によって止められ血を流しすぎた禰豆子は眠りにつく。
兄の妓夫太郎(ぎゅうたろう)の登場
炭治郎と合流した宇髄(うずい)はあっという間に墮姫(だき)の頚を斬りおとす。
しかし頚を斬ったはずの墮姫(だき)の背中から兄の妓夫太郎(ぎゅうたろう)が現れる。
妓夫太郎(ぎゅうたろう)の武器である血鎌には猛毒があり忍びの家系で毒に耐性のある宇髄(うずい)も次第に毒が回り始める。
そこへ炭治郎・善逸・伊之助の三人が加勢に加わる。
墮姫(だき)は善逸と伊之助、妓夫太郎(ぎゅうたろう)は宇髄(うずい)と炭治郎の二手に別れ戦いが始まる。
11巻
- 妓夫太郎、堕姫との攻防
妓夫太郎、堕姫との攻防
混戦が繰り広げられる中で宇髄(うずい)の妻である雛鶴(ひなつる)が投げた藤の毒が塗られたクナイが妓夫太郎に刺さる。
毒によって回復が遅くなったほんの一瞬を狙い炭治郎と宇髄(うずい)は頚を狙い動く。
しかし妓夫太郎(ぎゅうたろう)は頚を斬られる前に回復し雛鶴(ひなつる)を狙う。
また目の前で人が殺されてしまうと焦る炭治郎は思考を巡らせ水の呼吸とヒノカミ神楽を合わせた技で雛鶴(ひなつる)を守る。
作戦を変更し宇髄(うずい)が単独で妓夫太郎(ぎゅうたろう)を相手し、炭治郎は伊之助と善逸とともに堕姫(だき)に対抗する。
炭治郎と善逸の援護で伊之助は堕姫(だき)の頚を斬り、妓夫太郎(ぎゅうたろう)の頚が切れるまでの間、堕姫(だき)の頭をもって逃げ時間稼ぎをしようとする。
しかし突然宇髄(うずい)と戦っていたはずの妓夫太郎(ぎゅうたろう)が現れ伊之助の胸を一突きにする。
炭治郎が宇髄(うずい)が戦っていたはずの場所に目を移すとそこには左手を斬られ倒れている宇髄(うずい)の姿があった。
その瞬間、炭治郎が気を抜いた一瞬を狙われるも善逸がかばう。
他の三人は瀕死の状態で一人だけ意識のあった炭治郎に対し妓夫太郎(ぎゅうたろう)は、妹も守ることができずみじめに一人生き残りみっともないと言う。
妓夫太郎(ぎゅうたろう)が炭治郎に隙を見せた瞬間、雛鶴(ひなつる)を守った時に渡された毒のついたクナイを突き刺し頚に刀を振るう。
しかし、それは振り払われてしまう。
懸命に喰らいつく炭治郎を倒れていたはずの宇髄(うずい)が現れ援護する。
炭治郎がその後ろから妓夫太郎(ぎゅうたろう)にとびかかり頚を狙う。
妓夫太郎(ぎゅうたろう)が炭治郎の顎に血鎌を突き刺すが、炭治郎はそれでもあきらめず最後の一撃を出すため力を籠める。
すると痣が濃く表れ渾身の一撃を繰り出す。
瓦礫に押しつぶされていたはずの善逸はボロボロになりながらも抜け出し堕姫(だき)の頚を斬ろうと懸命に喰らいつく。
そこへ心臓を刺されたはずの伊之助が援護に現れる。
伊之助は自身の体の柔らかさを活かし刺される瞬間に心臓の位置をずらしていたのだった。
善逸と伊之助の二人で堕姫(だき)の頚に斬りかかる。
三人の力によって堕姫(だき)と妓夫太郎(ぎゅうたろう)の頚は斬られ宙へと舞う。
倒したと思った炭治郎に対し宇髄(うずい)が逃げろーーーッ!と叫ぶ。
炭治郎が目覚めるとそこには爆発の後かのような光景が広がっていた。
毒の巡りによって心音が弱くなっている伊之助を見つけ焦る炭治郎。
そんな伊之助に禰豆子が手をかざし炎を出すと毒で爛れた皮膚がみるみる治っていき伊之助が目を覚ます。
毒でいまにも死をむかえそうだった宇髄(うずい)も禰豆子の炎によって回復する。
上弦の鬼を倒したことにより百年以上もの間変わらなかった状況に兆しがみられ、これによって運命が大きく変わり始める…
12巻
- 隠された秘密の武器
上限の鬼の集合
無惨(むざん)によって集められた上弦の鬼たち。
”青い彼岸花”を見つけられず、また百十三年振りに上弦の鬼が殺され不快の絶頂である無惨は鬼たちに
すぐさま結果を出すよう求める。
隠された秘密の武器
遊郭(ゆうかく)での戦いから二か月後、ようやく炭治郎は目覚めた。
鋼鐵塚(はがねづか)に修理をお願いした刀が届いていないことが分かり自ら刀鍛冶(かたなかじ)の里へと向かう。
里へ着くと鋼鐵塚(はがねづか)は行方不明となっており捜索中であったため温泉のある里で身体を休めることとなった。
同じく刀の様子をみに来ていた恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじみつり)と出会い、この里には強くなるための秘密の武器があることを知る…
炭次郎は鋼鐵塚(はがねづか)を探すため里散策中に子供と霞柱・時透無一郎(ときとうむいちろう)がもめている場面に出くわす。
秘密の武器とは小鉄の祖先が作った戦闘用絡繰人形のことであり、
時透は訓練のために人形を動かすカギを出すよう要求していたのだった。
あっという間に時透によって人形の動きは止められてしまう。
小鉄によって新たに作り替えられた戦闘人形との訓練によって炭治郎は動作予知能力を獲得。
みるみる力をつけいき戦闘人形を破壊。
すると中から錆びた刀が隠されていた。
そこへ行方不明だった鋼鐵塚(はがねづか)が現れ、自分に刀を磨かせるように頼む。
傍らで鬼たちが動きだし上弦の肆・半天狗(はんてんぐ)が炭治郎と時透(ときとう)の前に現れる。
時透(ときとう)は半天狗(はんてんぐ)によって飛ばされてしまうが、取り残された炭治郎のもとに弦弥(げんや)が現れた。
13巻
- 弦弥の変貌
上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)
吹き飛ばされた時透(ときとう)は炭次郎の元へ戻ろうとしている最中に小鉄が鬼に襲われていることに気付く。
炭治郎と接し自分を取り戻し始めている時透(ときとう)は小鉄を救うことを優先した。
その後小鉄に頼まれ共に襲われている鋼鐵塚(はがねづか)と鉄穴森(かなもり)を助けに向かう。
たどり着いた先で上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)と対峙する。
玉壺(ぎょっこ)は次々に現れる壺の中を移動しなかなか捕まえることができず、ついに時透(ときとう)は玉壺(ぎょっこ)の血鬼術によって水の壺の中に閉じ込められてしまう。
刀も通らず、鬼狩りの武器である呼吸法を使うことも封じられ、なす術のない時透(ときとう)。
その姿を見つめながら玉壺(ぎょっこ)は、今回の襲撃は里を壊滅させ鬼狩り達に大打撃を与えることが目的だったと伝える。
弦弥の変貌
炭治郎たちが上弦の鬼と戦っている間も里は鬼によって襲われており、刀匠(とうしょう)たちが懸命に立ち向かっていた。
そこへ甘露寺(かんろじ)が現れ次々に里にいる鬼を倒していく。
頚を斬っても死なず四体の喜怒哀楽鬼に分裂した半天狗(はんてんぐ)は炭治郎と弦弥(げんや)に苦戦を強いる。
戦いの中でヒノカミ神楽の呼吸と感覚をつかんだ炭治郎は、禰豆子の血で赤く染まった爆血刀で分身のうちの三体の頚を斬った。
残り一体を探すと鬼の頚を持った弦弥(げんや)の後ろ姿を見つける。
ところが振り返った弦弥(げんや)の姿はまるで鬼のようだった…
四体同時に鬼の頚を斬っても死んでいない姿をみて炭治郎は本体がいることに気付く。
炭治郎と禰豆子の援護を受け小さな本体の鬼を追う弦弥(げんや)であったが、自分では頚を斬れないと分かり炭治郎に託す。
本体の頚に向かって炭治郎は爆血刀(ばっけつとう)を振り下ろした。
14巻
- ”憎”の分裂体
- 時透の蘇る記憶
- 時透と甘露寺の痣の出現
”憎”の分裂体
爆血刀(ばっけつとう)を振り下ろした炭治郎の後ろに喜怒哀楽のどの鬼とも違う匂いを感じる。
六体目と思われたその鬼は、怒の鬼によって他の三体が吸収されて現れた”憎”の鬼であった。
新たに現れた”憎”の鬼の威圧感に炭治郎たちは身動きがとれなくなる。
時透の蘇る記憶、痣の出現
時透(ときとう)を封じ込めた玉壺(ぎょっこ)は刀を磨き続ける鋼鐵塚(はがねづか)のもとへと向かう。
しかし、鋼鐵塚(はがねづか)の集中力はすさまじく玉壺(ぎょっこ)が現れたことすら気づかない。
見向きもされないことが気に食わず玉壺(ぎょっこ)は攻撃するが、それでもなお鋼鐵塚(はがねづか)は目の前の刀を磨き続けた…
そんな中水に閉じ込められた時透(ときとう)は自分はもう死ぬと諦めかける。
小鉄は諦めずに時透(ときとう)の閉じ込められた水の壺に穴をあけようとするが鬼によって斬りつけられてしまう。
目の前で自分を助けようとしたために傷ついた小鉄を見て時透(ときとう)は力を振りしぼり刀で水を切り裂く。
その瞬間忘れていた時透(ときとう)の過去の記憶がよみがえってきた。
時透(ときとう)には双子の兄・有一郎(ゆういちろう)がいた。
兄は記憶のない時の時透(ときとう)と同じような冷たく言葉のきつい人であった。
「人のためにすることは巡り巡って自分のためになる」という無一郎(むいちろう)に対し、
「誰かのためになにかしてもろくなことにはならない」という有一郎(ゆういちろう)。
性格の反対な2人は対立し、次第に会話を交わすことはなくなっていた。
ある夜兄の有一郎(ゆういちろう)が目の前で鬼に襲われ、無一郎(むいちろう)はこみ上げる怒りで気づくと鬼を殺していた。
ボロボロの体で兄の元へ戻ると瀕死の兄が、弟は優しい心の持ち主でありバチが当たるのは自分だけでいいと呟いていた。
そして無一郎(むいちろう)の無は”無限の無”であり誰かのために無限の力を出せる選ばれた人間なのだと伝える。
全ての記憶を思い出した無一郎(むいちろう)の顔に炭治郎の額にある痣と似たような痣が現れる…
鉄穴森(かなもり)から新たな刀を受け取り、痣の出現で動きの速度も上がった時透(ときとう)は激しい攻撃で玉壺(ぎょっこ)を立ち向かう。
玉壺(ぎょっこ)も本来の姿を現すが本気を出した時透(ときとう)によって頚を斬られる。
甘露寺の痣の出現
憎の攻撃によって追い込まれる炭治郎たちの元に甘露寺(かんろじ)が現れる。
”憎”の鬼に互角で戦う甘露寺(かんろじ)だがすさまじい一撃を受ける。
通常であれば肉の形を保つことのできない一撃であるが、甘露寺(かんろじ)は筋肉の密度が常人の八倍ある特殊な肉体をもつため身体は無事であった。
しかし意識を失ってしまった甘露寺(かんろじ)に鬼は最後の一撃をくらわそうとする。
そこへ炭次郎たちが現れ甘露寺(かんろじ)を助ける。
希望の光である甘露寺(かんろじ)は絶対に死なせてはいけないと懸命に守り続ける。
意識を戻した甘露寺(かんろじ)に炭治郎の言葉が響き甘露寺は自分がみんなを守り抜くと決意する。
そして甘露寺(かんろじ)にも首に痣が出現する。
甘露寺(かんろじ)が”憎”の鬼を食い止めているすきに本体の頚を斬ろうと試みるが三人とも本体を囲う木の鬼につかまり身動きが取れなくなる。
なす術がないと思われたが突然弦弥(げんや)が木の鬼を喰い始めた…
弦弥(げんや)は鬼を喰うことにより一時的ではあるが鬼の体質になることができる甘露寺(かんろじ)同様の特異体質の持ち主であった。
それによって木の鬼が倒れ本体の隠れた木の核部分を斬ることができたが半天狗(はんてんぐ)はまた逃げ出す。
半天狗との闘い
逃げる半天狗(はんてんぐ)を追いかける炭次郎たち。
追いかける炭治郎のもとに時透(ときとう)が鋼鐵塚(はがねづか)によって磨かれた刀を投げる。
炭治郎はこの刀を手にし半天狗(はんてんぐ)の頚を斬る。
夜が明け始めてることに気付き急いで禰豆子を日陰に隠そうとする炭治郎に何かを訴えかける禰豆子。
炭治郎が後ろを振り返ると頚を斬ったはずの体が動き始め近くにいた人間を喰らおうと走る。
鬼に襲われている人を助けるか、日に当たり焼け始めている禰豆子を助けるのか
窮地で2択を迫られ決断できずにいる炭治郎…
すると迷う炭治郎を禰豆子は蹴り里の人を助けるように背中をおす。
炭治郎は匂いをかぎ分け、体の中の心臓部に本体の半天狗(はんてんぐ)が隠れていることを確信し頚を斬った。
禰豆子を犠牲にし半天狗(はんてんぐ)を倒すことができたと泣き崩れる炭治郎…
しかし振り返るとそこには太陽を克服し日の下を歩く禰豆子がいた。
半天狗(はんてんぐ)の死より禰豆子が太陽を克服したことを知った無惨(むざん)。
無惨(むざん)は完全な不死身となるためにこれまで
「青い彼岸花」と「太陽を克服できる体質の者」これら二つを最優先に探してきた。
そして太陽を克服する者が現れ、禰豆子を巡って無惨(むざん)が動きだす…
痣の出現について
緊急柱合会議が開かれ、痣の出現について話される。
戦国の時代、無惨(むざん)をあと一歩というところまで追いつめた始まりの呼吸の剣士たちには全員に痣が発現していたという。
また始まりの呼吸の剣士のうちの一人の手記には”痣の者が一人現れると共鳴するように周りの者たちにも痣が現れる”とあった。
既に痣が発現した時透(ときとう)により心拍数を二百以上にし、体温を三十九度以上にすることが痣を出す条件だと伝えられる。
痣の発現が柱の急務となり、合同強化訓練が始まる。
合同強化訓練とは柱より下の階級の者が柱を順番に巡り稽古をつけてもらう柱稽古を行う。
しかし義勇(ぎゆう)だけは柱稽古に参加しなかった。
お館様は珠世(たまよ)のもとへ遣いの鴉(からす)を送り、無惨(むざん)を倒すために鬼殺隊と協力しないかと提案をする。
義勇と錆兎の関係
お館様から義勇(ぎゆう)が前を向けるように話をしてくれないかと書かれた手紙を受け取った炭治郎は義勇(ぎゆう)の元を訪れる。
柱稽古をしてもらいたいとお願いをする炭治郎に自分は柱ではないため稽古をつけないと言う義勇(ぎゆう)。
それでも炭治郎は諦めずに義勇(ぎゆう)に話しかけ続け、ついに義勇(ぎゆう)が自分は柱ではないと言った理由を話し始める。
義勇(ぎゆう)は錆兎(さびと)と同じ最終選別を受けていた。
年も同じであったことから2人はすぐに仲良くなった。
しかしその年の選別で死んだのは錆兎(さびと)ただ一人で、彼があの山の鬼をほとんど倒していた。
義勇(ぎゆう)自身最初に襲い掛かってきた鬼に怪我を負わされたところを錆兎(さびと)に救われ気が付いた時には選別が終わっていた。
一体の鬼も倒さず助けられただけの人間が柱になっていいわけがない、鬼殺隊に自分の居場所はないと言う義勇(ぎゆう)。
自分が死んでいたらよかったのだと思っている義勇(ぎゆう)に炭治郎は錆兎(さびと)から託されたものを繋いでいかなくてよいのかと問う。
その言葉を聞いたとたん義勇(ぎゆう)の記憶が蘇り、錆兎(さびと)とのやりとりを思い出す…
柱稽古の開始
柱稽古が始まり炭治郎は着々と稽古をこなしていく。
風柱のもとで稽古をしている時に不死川(しなずがわ)兄弟が話しているところに出くわす。
過去のことを謝りに来たという弦弥(げんや)に対し、兄の実弥(さねみ)は鬼殺隊を辞めろと言う。
そんな兄に対し弦弥(げんや)は自分は鬼を喰ってまで今まで戦ってきたことを呟く…
すると実弥(さねみ)は形相を変え弦弥(げんや)に襲い掛かる。
炭治郎が止めに入るが不死川(しなずがわ)兄弟の仲を取り持つことはできずに終わる。
この件で炭治郎は風柱との稽古が中止となり、次の岩柱のもとへと向かう。
そこで待っていたのは地獄のような修行だった…
16巻
- お館様の死
- 無限城の出現
炭治郎は最後の柱稽古で悲鳴嶼行瞑(ひめじまぎょうめい)のもとへ訪れる。
稽古は滝に打たれる修行、巨大な丸太3本を担ぐ修行、最後に巨大な岩を一町先まで運ぶ修行の3つであった。
最初の2つの修行をなんとかクリアした炭治郎であったが最後の修行は6日経っても岩を動かすことができなかった。
悩む炭治郎のもとに弦弥(げんや)が現れ“反復動作”について教える。
“反復動作”は全集中とは異なるものですべての感覚を一気に開く技であり、弦弥(げんや)と悲鳴嶼(ひめじま)はこれにより心拍と体温を上昇させていると教わる。
炭治郎は次第に“反復動作”から全力を出す過程を身につけ痣を出し続けることに成功する。
そんな炭治郎を見ていた善逸のもとに一通の手紙が届けられる。
炭治郎は悲鳴嶼(ひめじま)の柱稽古を終え次の訓練へと向かうと善逸に伝える。
手紙を読んでから様子の変わった善逸を心配する炭治郎に対し善逸は
「やるべきことやらなくちゃいけないことがはっきりしただけだ。」
と今までの善逸とはまるで違うような覚悟を決めた表情で伝える。
心配しながらも善逸を残し次の訓練のため炭治郎は義勇(ぎゆう)のもとへと向かう。
するとそこで義勇(ぎゆう)と実弥(さねみ)の手合わせしているところに遭遇する。
お館様の死
とうとう無惨(むざん)が屋敷へとたどり着きお館様(おやかたさま)のもとへ現れる。
そこでお館様(おやかたさま)は無惨(むざん)に君が死ねばすべての鬼が消えるのだろう。と問いかける。
その問いに答える代わりにお館様の口を封じるため殺そうとする。
柱たちのもとに無惨(むざん)からの産屋敷邸(うぶやしきてい)襲撃による緊急招集が伝えられる。
お館様(おやかたさま)を守りたいという願いから柱や炭治郎たちは全力で屋敷へと走る。
たどり着いた瞬間、盛大な爆裂音とともに屋敷は燃えた。
お館様(おやかたさま)は自らが囮となり屋敷ごと爆破し仕掛けによって無惨(むざん)の回復を遅らせたのだ。
そして必死に回復しようとする無惨(むざん)のもとへ珠世(たまよ)が現れ自分の拳とともに鬼を人間に戻す薬を吸収させた。
そこへ悲鳴嶼(ひめじま)が現れ無惨(むざん)の頚を斬るが無惨(むざん)は死なない。
お館様(おやかたさま)の予測通り日の光を当てることでしか無惨(むざん)を殺すことができないと証明され戦いが始まる。
柱たちが無惨(むざん)のもとへとたどり着き全員が一斉に攻撃を仕掛ける。
しかし、鳴女(なきめ)の血鬼術によって現れた無限城にて全員散り散りにされてしまう。
無限城には多くの鬼が閉じ込められていた。
お館様(おやかたさま)を失った悲しみと無惨(むざん)への怒りから柱たちは無惨(むざん)のもとへと急ぐ。
無限城での戦い
無限城にてしのぶは鬼殺隊の柱であった姉のカナエを殺した鬼である上弦の弐・童磨(どうま)に出会う。
様々な毒で童磨(どうま)に挑むしのぶであったがことごとく毒は分解されてしまう。
鎖骨も肺も肋も斬られ立ち上がることも困難な状況で姉とカナヲの約束を思い出し立ち上がるしのぶ。
そして最後の力を振り絞り童磨(どうま)の頚めがけて毒を突き刺す。
17巻
- しのぶの死
- 善逸と兄弟子獪岳との戦い
- 義勇の痣出現
加勢にきたカナヲが見た光景は童磨(どうま)によって殺され吸収されていくしのぶの姿だった…。
善逸と兄弟子獪岳との闘い
一方で善逸は屋敷で鬼となった上弦の陸・獪岳(かいがく)と出会う。
獪岳(かいがく)は元は雷の呼吸を使う剣士であり、善逸にとっては兄弟子でもあった。
獪岳(かいがく)が鬼になったことで責任として2人の育手である桑島慈悟郎(くわじまじごろう)は腹を切った。
それを知った時から善逸は自分が兄弟子を倒すと心に決めていた。
”壱ノ型しか使えない善逸”と”壱ノ型だけ使えない獪岳(かいがく)”完璧ではない2人の闘い。
鬼の力を手に入れた獪岳(かいがく)に圧倒される善逸であったが、
自ら考えた「漆ノ型 火雷神(ほのいかづちのかみ)」を繰り出し兄弟子の首を斬った。
義勇と炭治郎VS猗窩座
義勇(ぎゆう)と炭治郎は無惨(むざん)のもとへ向かっていると猗窩座(あかざ)と対峙する。
一歩間違えれば死んでしまうそんなギリギリの戦いの中で義勇(ぎゆう)の本能が目覚め痣が出現する。
痣の出た義勇(ぎゆう)に対しても猗窩座(あかざ)は順応していき鬩ぎ合いが続く。
そんな中炭治郎は磁石のように正確な猗窩座(あかざ)の攻撃を狂わそうと必死に考える。
過去に父の話していた「透き通る世界」について思い出す。
18巻
- 炭治郎の覚醒
- 伊之助の過去
炭治郎の覚醒
相手の血管の流れや筋肉の収縮が透けてみえ動きを素早く感知できる「透き通る世界」
これを使いこなし新しい境地へと覚醒した炭次郎。
猗窩座(あかざ)が攻撃の際に感知している”闘気”を封じた状態で戦いを挑み猗窩座(あかざ)の頚を斬る。
ところが戦うことへの強い執着心から頚を斬られたはずの猗窩座(あかざ)はなおも復活しようとする。
復活する中で猗窩座(あかざ)は自身が鬼となった哀しい経緯を思い出し、復活を止め消えることとなった。
伊之助の過去
童磨(どうま)と対峙したカナヲは自身の特殊な目で相手の攻撃を見極め動くが、なかなか致命傷を与えられない。
刀を奪われ危機的状況に陥ったところで伊之助が現れる。
伊之助の素顔を見た童磨(どうま)は自身が伊之助の母親・琴葉(ことは)を喰ったことについて話し始めた…
19巻
- しのぶの策
- カナヲの最終奥義
- 上弦の壱との出会い
カナヲの最終奥義
しのぶが体内に仕込んでいた藤の花の毒が効き始め童磨(どうま)の身体が溶け始めてきた。
童磨(どうま)が最後の攻防をしかけてくる中で、追い打ちをかけるようにカナヲは
捨て身の奥義である「花ノ呼吸 終ノ型 彼岸朱眼(ひがんしゅがん)」を繰り出しそこに伊之助も加わり2人で頚を斬る。
最後の攻撃によってカナヲは右目を失明したが上弦の弐であり敵である童磨(どうま)を打ち取った。
甘露寺と伊黒VS上弦の肆・鳴女
上弦の肆・鳴女(なきめ)と対峙した甘露寺(かんろじ)と伊黒(いぐろ)。
鳴女(なきめ)の空間を自由自在に移動・操作する能力に苦戦する。
上弦の壱の登場
時透(ときとう)は上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)と出会い自身が子孫であることを知るも全力で戦いに挑む。
しかし、かつて鬼狩りだった黒死牟(こくしぼう)は月の呼吸を使い時透(ときとう)の左腕を斬り追い込んでいく。
加勢にきた弦弥(げんや)は柱の陰から黒死牟(こくしぼう)を撃つタイミングをうかがっていたが見つかってしまう。
腕を斬り身体を両断するも鬼喰いをしている弦弥(げんや)は死なないとわかり頚を斬られそうになる。
そこへ兄の実弥(さねみ)が現れ弦弥(げんや)を救う。
稀血(まれち)の中でもさらに希少な血をもつ実弥(さねみ)は黒死牟(こくしぼう)にも効果的に攻めていく。
しかし、自身も傷を負った実弥(さねみ)も徐々に追い込まれ始めていく。
そこへ鬼殺隊最強の悲鳴嶼(ひめじま)が現れる…
20巻
- 上限の壱との戦い
- 上弦の壱の過去
上弦の壱との戦い
上弦の壱と悲鳴嶼(ひめじま)と実誠(さねみ)、時透(ときとう)、玄弥(げんや)との最終決戦。
悲鳴嶼(ひめじま)と実誠(さねみ)は痣を出現させ、連携して戦うも上限の壱 黒死牟(こくしぼう)の驚異的な強さに圧倒され続ける。
そんな中、腹を切られていた玄弥(げんや)が黒死牟(こくしぼう)の髪の毛や折れた刀などを喰い、鬼化していく。
切られた胴体は回復し、痣を出現させる。
時透(ときとう)も2人の柱と共に黒死牟(こくしぼう)との戦いに参戦。
そして戦いの中で、時透(ときとう)と姫島が透き通る世界が見えるようになり、時透(ときとう)が黒死牟(こくしぼう)の体に刀を刺す。
そのひるんだ一瞬に元羽や銃を放つ
そして元やの血鬼術で当たった弾から根が生え、黒死牟(こくしぼう)の動きを止める。
死の危機を感じた黒死牟(こくしぼう)は体から刃を無数に生やし攻撃をする。
その攻撃で時透(ときとう)が胴体切られるも決して離さなかった刀が赤く変化し黒死牟(こくしぼう)の内臓を焼いていく。
動こうとするも玄弥(げんや)の血鬼術と時透(ときとう)の攻撃で動けず、悲鳴嶼(ひめじま)と実誠(さねみ)に首切られるも怪物のような姿で再生。
だが刀に映る醜い自分の姿を見た瞬間体がボロボロに崩れ始める。
死の狭間、弟の緑壱(よりいち)を思い出す。
上弦の壱の過去
決して敵うことのなかった弟。
鍛錬を積み重ねようとするも痣を出現したものは長く生きられない。
黒死牟(こくしぼう)も痣を出現しているため、時間がなく超えることができない弟。
そう思っている中で無惨が鬼になれば無限の時を生きることができると誘い、鬼になることに。
数十年後、80歳となった弟の緑壱(よりいち)と再会
痣を出現してなお生きていた。
弟との戦いで首を切られそうになるも緑壱(よりいち)が戦いの中で寿命で命を経つ。
後、一呼吸分の寿命があったら死んでいた黒死牟(こくしぼう)
鬼になっても緑壱(よりいち)には叶わなかった。
鬼になって母や父の顔は忘れても、弟だけはいまだに忘れることができなかった。
人間を辞め、侍であることを捨て、日の呼吸を知るものはみんな切った。
だが、日の呼吸を知る炭治郎がまだ残っている。
自分はなぜ何も残せない。弟と何が違う。と思いながら死んでいく。
そんな黒死牟(こくしぼう)の羽織の中に緑壱(よりいち)が大事にしていた笛が残っていた。
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