頬の毛穴は20代で悩みがち?開き毛穴や黒ずみをケアする主な方法は?効果を感じた方法まとめ

20代になると、学生時代とは異なる肌トラブルに悩まされる方も増えてきます。これまでお悩みがなかった方も、体調の変化や季節によって起こるトラブルに戸惑った経験があるのではないでしょうか。日々の生活スタイルやストレスなど、さまざまな要因が重なって起こる「難しさ」が20代のお肌が抱える特徴です。

今回はそんな20代のお悩みの中から、「頬の毛穴」についてまとめてみました。これまで使っていたスキンケアを見直すためにも、ケア方法について確認していきましょう。20代筆者がこれまで試した、毛穴ケア方法についても参考にしてみてくださいね。

こちらの記事では、

  • 頬の毛穴は20代で悩みがち?思春期から悩みも変化する!
  • 開き毛穴や黒ずみをケアする主な方法は?
  • 実際に試して効果を感じた方法まとめ

についてご紹介します。



頬の毛穴は20代で悩みがち?思春期から悩みも変化する!

頬の毛穴……と一言で表していても、原因や状態はさまざまです。これまでに経験のないトラブルであれば、すぐにケアを開始する……というわけにもいきませんよね。

毛穴ケアは、ニキビのように炎症を起こしていたり、シワやシミのように見た目に大きな変化をもたらしたりするものではありません。しかしメイクを落とした後や、至近距離で話す時など、ふとした拍子に見られているのでは……と心配になってしまいます。芸能人やインフルエンサーのように、ゆでたまごのようなお肌になりたいと感じる方も多いのではないでしょうか。

実は20代の毛穴悩みは、10代の頃とは少し内容が異なります。

10代の毛穴悩み

・全体的に脂っぽいなど、皮脂が気になる
・毛穴がぽっかり開いていたり、詰まっていたりする
・ニキビなど炎症を起こしている部分も多い

20代の毛穴悩み

・毛穴の形が楕円形で、カサカサしている
・角質ケアをしても改善しない
・生理前など、体調の変化で悪化しやすい

皮脂が多く毛穴が詰まりがちな10代は、角栓がニキビにつながるケースも多々見られます。とはいえターンオーバーが乱れにくく、正しくケアをすれば比較的すぐ治まるのが特徴。さっぱりとしたスキンケアアイテムで、保湿と引き締めケアを重点的に行うこととなります。

 

これに対し20代の場合、仕事や家事などでのストレスや生活習慣の悪化に伴いターンオーバーが乱れやすくなります。いつも潤っていた肌が乾燥するようになり、水分を失った毛穴が開いてたるみ毛穴となることも。女性の場合、生理周期に合わせて肌トラブルが変化するのも特徴です。

つまり、10代と20代では毛穴悩みの原因はもちろん、正しいケア方法も異なります。次の見出しでは、具体的な方法についてご紹介しましょう。



▲ 目次に戻る

開き毛穴や黒ずみをケアする主な方法は?

それでは実際に、毛穴ケアの方法ごとにポイントを解説していきます。

とはいえ毛穴ケアは、自分に合ったアイテムを選ぶのが大前提。アイテム選びに迷ったら、まずは皮膚科やエステサロンに相談してみましょう。プロの目による判断だけでなく、機器を用いて肌の水分量やより詳しい毛穴の状態を見ることができます。

水分補給&保持

 

人間は年齢を重ねると、肌に水分を溜め込んでおくことが難しくなってきます。十分に保湿することはもちろんですが、水分を長時間溜められるようにケアをしてあげなくてはなりません。

肌の内部で水分を抱え込んでくれているのは、私たちがよく耳にする「コラーゲン」や「セラミド」などです。コラーゲンは真皮に、セラミドは表面付近で細胞同士の隙間を埋めながら存在していますが、どちらも紫外線などの影響で失われやすいという特徴があります。

これらを化粧品で補いつつ、さらに水分をたっぷり補給してあげることで、長時間うるおいのある肌を保てるようになります。毛穴の水分が失われてぽっかり開いたり、肌全体がたるんで毛穴が目立ったりといったトラブルも改善しやすいでしょう。



ターンオーバーを促進する

 

ターンオーバーとは、肌の内部で生まれた新たな細胞が、徐々に押し出されて表面で剥がれ落ちるまでのサイクルを表したものです。正常な周期は約28日間といわれていますが、生活習慣の乱れやストレス、古くなった細胞がうまく排出されない「角質肥厚」などもターンオーバーを乱す原因となります。

生まれたばかりの細胞は生き生きとしてキメの細かい肌を生み出す力を持っているのに対し、古くなった細胞がいつまでも残っていると、ゴワゴワと手触りの悪い肌になってしまいます。化粧水などの浸透を妨げ、せっかくの有効成分も効果を感じにくくなるでしょう。

ターンオーバーを促進する代表的な成分に、細胞を生み出すのに必要なビタミンA(レチノール/トレチノイン)が挙げられます。ビタミンA配合の化粧品を選ぶほか、食生活でも積極的に取り入れていきましょう。細胞を作るために欠かせないビタミンB群や、先ほどもご紹介したコラーゲン・セラミド、保水力の高いヒアルロン酸などもおすすめです。

こまめなUVケア

 

昨今では、どんな人でも「まずはUVケア」といえるほど、紫外線対策を重視するようになりました。あまり意味を知らないまま、何となくUVケアをしている方も多いのではないでしょうか。

太陽から降り注ぐ紫外線を浴びると、「細胞の酸化」が始まります。酸化とはいわば老化と同義であり、細胞1つひとつがどんどんと古くなってしまうのです。そんな細胞を守ろうと、肌内部ではメラニン色素が増加。シミの原因になったり、毛穴に残った角栓を黒ずみ毛穴に変えてしまったりするのです。

そのため、外出の際はUVケアを欠かさずに行うのが不可欠です。屋内にいても、窓から紫外線は絶えず降り注いでいるもの。雨の日や曇りの日も日焼け止めを塗っておくとベストです。

 

ちなみに、日焼け止めに記載されている「SPF」と「PA」の違いをご存じでしょうか。

SPF PA
対象 UV-B UV-A
防げるトラブル シミ、ソバカス シワ、毛穴の開き、たるみ
レベル 2~50+ +~++++

肌の表面にダメージを与え、時間が経つと赤く火傷のようになってしまうのはUV-B波によるもの。これを防ぐのがSPFであり、数字が大きくなると防ぐ力も強くなります。

これに対し、肌の奥深くに作用し、メラニン色素を生み出すのがUV-A。これを防ぐ値はPAで示されます。

朝日焼け止めを塗り、なかなか塗り直せないまま夜になった……という忙しい方も多いですが、塗り直す目安はSPF1=10分。SPF30の日焼け止めであれば、300分(5時間)が経つ前に塗っておきましょう。汗をかきやすいシーンなどでは、さらにこまめな塗り直しが必要です。



▲ 目次に戻る

実際に試して効果を感じた方法まとめ

ここからは、実際に筆者が試してみて効果を実感できたケア方法をご紹介します。まずは筆者の肌状態からご覧ください。

20代後半 筆者の肌悩み

・頬やフェイスラインの乾燥が気になる
・鼻に近い頬は開き毛穴が目立つ
・鼻はメラニン毛穴が目立つ
・角栓詰まりはなく、肌ざわりはツルツルしている
・生理前にはフェイスラインにニキビができることがある

オイルクレンジング

この投稿をInstagramで見る

 

アテニア(@attenir_official)がシェアした投稿

オイルクレンジングと聞くと、洗浄力が強く肌に負担がかかるのでは……と思われがちです。しかし保湿力の強いアイテムを選べば、しっとりとした洗い上がりで「毛穴詰まり」と「乾燥」のどちらもケアできると分かりました。

筆者の愛用している「Attenir」のスキンクリアクレンズオイルは、たっぷり3プッシュ出すと摩擦を感じずするするとマッサージができます。皮脂分泌の多いTゾーンを中心に、短時間でのマッサージを心がけています。

 


クレイパック

毛穴の汚れをしっかり落とすために、パックを使う……という方も多いと思いますが、筆者のおすすめは「クレイマスク」です。貼ってはがすタイプのパックは、健康的なお肌まで傷つける恐れがあるためNG。とはいえクレイマスクも乾燥するため、あくまでも気になる部分のみ週1で使っています。

筆者おすすめのクレイマスクは、韓国コスメ「Innisfree」のスーパーヴォルカニック ポア クレイマスク 2Xです。たっぷり使えて1,600円ほどとコスパも良く、クレイ独特のスッキリした洗い上がりで夏場にも重宝します。

 


シリコンマスク

シリコンマスクとは、シートタイプのパックの上からつけることで乾燥を防いでくれるアイテムです。つけているうちに浮いてきがちな目元や口周りもしっかりと密着してくれます。

毛穴ケアができるシートマスクと組み合わせるのはもちろん、何もつけない状態でシリコンマスクを装着し、入浴するだけでスチーム効果がアップするのもポイント。頭や体をひとしきり洗い終わった段階でシリコンマスクを外せば、洗顔時は毛穴もやわらかく汚れが落ちやすい状態になりますよ。

 


乳液パック

田中みな実さんも実践していることから話題となった「乳液パック」。別名乳液返しと呼ばれ、普段お使いの乳液が保湿力抜群のアイテムに変わります。水分不足のたるみ毛穴や、肌がゆらぎがちな生理前などにもおすすめです。

まずはお手持ちのシートマスクを通常通りつけて浸透させた後、その上から乳液をたっぷり重ねていきます。最後にシートをひっくり返して乳液のついた面を装着すればOK!夜行えば、朝までもっちもちのお肌を味わえますよ。

筆者愛用の化粧水・乳液は、「dプログラム」のバランスケアシリーズ。乾燥が気になる方はピンク、ニキビケアならイエローとお悩みに合わせて選べます。dプログラムは荒れ気味の肌でもピリピリせず、スッと手からなくなる浸透の良さに驚くこと間違いありません。

 


▲ 目次に戻る

毛穴関連の記事はこちらから






▲ 目次に戻る

まとめ

今回は20代の方が悩みがちな頬の毛穴についてご紹介しました。

朝晩鏡で見るたびに、ため息が出てしまいそうなポツポツ毛穴。スキンケアを見直しながら、ストレスと上手にお付き合いできる生活を心がけてみてくださいね。

心の悩みはお肌にダイレクトに伝わります。効果の高いアイテムはもちろん、香りやテクスチャなど「気持ちいい」と思えるアイテムを探すのもおすすめですよ。