新型コロナウイルスの影響で、経済や医療など様々な面で問題が発生しています。

学校もコロナウイルスの影響により、たくさんの問題が起こっています。

日本政府はコロナウイルスによる学校教育の影響を抑えるため、小学校に「小学ゼロ年生」制という制度を導入することを検討しています。

「小学ゼロ年生」制とはどのような制度なのでしょうか。

そこで、今回は「小学ゼロ年生とは?内容やメリット・デメリットを調査!」と題しまして、

  • 新たに浮上した「小学ゼロ年生」についての解説
  • ゼロ年生のメリット・デメリット
  • 専門家や世間の反応

についてご紹介していきます。



目次

新案「小学ゼロ年生」とは?

教科書 黒板 学校-

新型コロナウイルスの影響による学校の長期休校化を受けて、政府では新たな案として「小学ゼロ年生」という制度を導入することを検討しています。

「小学ゼロ年生」とは幼稚園・保育所などを3月に卒業してから、4月〜8月を「ゼロ年生」として学校生活を送るという案です。

これは、9月入学の実施を検討するに伴い浮上してきた案で、「小学ゼロ年生」を導入することにより、比較的スムーズに9月入学へ移行できると予想されます。

「小学ゼロ年生」を導入すると、小学校期間はこれまでの6年から6.5年に延長されることになります。

「小学ゼロ年生」制のメリット・デメリット

「小学ゼロ年生」制にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

「小学ゼロ年生」と関連のある「9月入学」と合わせてご紹介していきます。

メリット

「小学ゼロ年生」制を導入すると、9月入学実施に伴う「一斉移行」や「段階的移行」がなくなります。

「一斉移行」や「段階的移行」とは、9月入学を実施した際に変更が必要な学年の区切りを移行する手段のことです。

「小学ゼロ年生」を導入すると、このような移行をする必要がなくなるため、比較的スムーズに9月入学を実施することができます。

また、9月入学を実施することで、学年によって人数がバラバラになる可能性も懸念されますが、「小学ゼロ年生」を導入すればそのような心配もありません。

デメリット

「小学ゼロ年生」のデメリットとしては、小学ゼロ年生の期間中、どのようなことをするのかが明確になっていないことです。

「小学ゼロ年生」制自体、決定事項ではないため、明確な決定はこれからですが、今後どのような内容になるのかによっては、あまり意味のない期間になる恐れもあります。

また、「小学ゼロ年生」制導入に伴う、教材の作成や教員の確保、など準備にも時間がかかり現場で対応しきれるのかという心配もあります。


「小学ゼロ年生」制どう思う?

ハテナ 質問 画像

「小学ゼロ年生」制についてどのような意見が上がっているのでしょうか?

ここでは、専門家の意見と世間からの意見の両方をご紹介していきます。

専門家の意見

・同じ小学校1年生でも1学年の中で14ヶ月もの差があると、きめ細やかなやケアから遠ざかるのではないか

・場当たり的に対処するのではなく、学校の存在意義を考え直して本質的な対応が必要なのではないか

・「小学ゼロ年生」制導入よりも、半年間のギャップイヤーや留学生の受け入れなどそのほかに解決すべきことはあるのではないか
 

世間の反応

教室や教員が確保出来るのか不安。非正規教員雇ってくい止め?

準備期間も少ないですし、教員や教室の確保などがきちんと整うのか不安ですね。

幼児期の適切な教育の機会が奪われるなんて。

幼児期の大切な時期に適切な教育を受けさせるには「小学ゼロ年生」制が良いのか疑問の声があがっています。



9月入学関連の記事はこちらから

小学ゼロ年生のまとめ

小学ゼロ年生についての内容や、メリット・デメリット、専門家やSNSでも世間の反応についてご紹介しました。

「小学ゼロ年生」制とは、幼稚園や保育所を3月に卒園後、4月〜8月までの期間を小学ゼロ年生とする案です。

9月入学実施する場合、「小学ゼロ年生」制を導入することで、比較的スムーズに移行することが可能ですが、カリキュラムの準備や教員や教室の確保などの体制を整えるまでに時間がかかりそうです。

専門家や世間からの反対も多く、今後政府がどのように9月入学を導入していくのかが気になるところです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。