Oculus社より発売されているVRヘッドセット「Oculus Quest 2」。既に日本でも多くの人が利用しており、高い技術性と比較的お求めやすい価格帯で人気を博していました。
一方、2021年2月15日には、消費者庁のリコール情報サイトにて「Oculus Quest 2」に関する部品交換の案内が掲載される事態に。今回は、リコールの原因や交換の方法など、気になる情報について調べてみました。
こちらの記事では、
- 「Oculus Quest 2」のリコールが決定!
- 返品や問い合わせ方法などの疑問を調査してみた!
についてご紹介します。
「Oculus Quest 2」のリコールが決定!
消費者庁HP、並びにOculus社の公式サイトにて掲載されたのは、「Oculus Quest 2」のヘッドセットに付属しているスポンジでできたインターフェイスが、皮膚と接触した際に皮膚炎を起こしたというケースが報告された、という内容です。通常、VRヘッドセットを使用した際は、軽い締めつけにより圧迫跡がついてしまうことがあります。しかし今回の場合は軽い炎症となっており、リコールの対象となってしまいました。
今回皮膚炎が報告されたのは、利用者のうちわずか0.01%。その皮膚炎も、特に医療処置を行う必要のない軽微なものであったとのことです。
原因は現在も調査中となっていますが、部品を製造する上で使用している物質の影響か、もしくは化粧品が付着したことによる化学反応ではないかと言われています。既に現在は製造ラインを改善し、使用する物質も問題が起こらないものに改められています。
▼製品としての品質は素晴らしいだけに、心配になりますね。
oculus quest 2日本国内出荷分全台リコール対象って、せっかく良いハードなのにちょくちょく躓いてるな…
— たまやん (@tamayan22) February 16, 2021
返品や問い合わせ方法などの疑問を調査してみた!
▼問い合わせのやり方がわからないという人も。
VR機『Oculus quest 2』のリコールメールが来たけど(接顔パーツで炎症がおきる事案)、どうやって交換請求するのかリンク先に行っても分からなかった
自分が少々使った限りでは大丈夫だったけど、友達に貸したら炎症おきるかもしれないので交換しておきたいんだよね#OculusQuest2
— yuki_ (@yuki_hail) February 16, 2021
リコールの対象となっている製品は、以下の通りです。
- Oculus Quest 2の接顔パーツ(SKU JP 64GB)
- Oculus Quest 2の接顔パーツ(SKU JP 256GB)
- Oculus Quest 2の交換用接顔パーツ(SKU Fit Kit Retail)
いずれも2020年9月16日から事前注文受付が開始され、2020年10月13日以降に出荷された約81,600台とのこと。公式サイトや消費者庁では電話窓口を設けていないようですので、リコール製品についてはこちらのURLから問い合わせるようにしましょう。
まず、画像赤枠の「リクエストタイプ」については、プルダウンから一番下の項目「I am concerned about skin irritation using my Quest 2 facial interface」を選択しましょう。連絡用メールアドレスや氏名など、連絡に必要な情報を記入していきます。
続いて、「Please select your reason for contacting us(質問したい理由は?)」という部分のプルダウンでは、リコール対象製品の交換をしたい場合は一番上の「I would like to receive a replacement facial interface」を選択します。
続いて、上記画像のようにメールアドレスやシリアル番号を入力し、送信しましょう。問い合わせフォームによる連絡は混み合っている可能性があり、返事が来るまで多少の時間がかかる可能性も考慮しておきましょう。
まとめ
▼体調によって炎症が起こる可能性もあるため、出来る限りはリコールに対応した方がいいでしょう。
Oculus Quest 2のリコール
多分私が持ってるの対象品だけど何回か使ったけど痒くなったことないし、めんどくさいからこのままでいいかな— あんな@ゲームおたく (@ml73yu) February 16, 2021
Oculus社の製品は、日本でも人気の高い物ばかり。今回のリコールを終え、より安心して製品を使えるようになるといいですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。