【ほん怖2020】「あかずの間を造った話(上白石萌音主演)」のあらすじネタバレ!

2020年10月31日(土)よる9時から「ほんとにあった怖い話2020特別編」が放送されました!

今回、上白石萌音さんが主演をつとめた【ほん怖】シリーズ最新作「あかずの間を造った話」についてあらすじネタバレを紹介します!



目次

ほんとにあった怖い話「あかずの間を造った話」あらすじネタバレ!

岩手県二戸市

彩は父の工務店で働いており、東北の温泉地の改築を頼まれていました。
打ち合わせで旅館を訪れると、旅館を経営する社長からちょっと変わった仕事を頼みたいと言われる。
そういって案内された場所に「あるもの」を作ってほしいと。

そこにいた木島という設計士から和室を三重の廊下で囲んでほしいという依頼を受けた。

彩は和室を三重の廊下で囲んでしまうと一切出入りができなくなることに疑問を抱くが、木島は出入りのできない和室を作るのが目的だといい、言われる通りに進めることに。

工事をするにあたっては、厳戒な警備体制がしかれ、出入りするには許可証まで用意されていた。

その翌日、木島は工事現場の横でお札を燃やしていた。
そして、彩にこのお札を燃やした灰を内壁の塗料に混ぜ込んでくれと頼むのだった―。



木島に言われた通り、彩が塗料に灰を混ぜていると、職人たちからも「何をしているのか?」「あの部屋は何なんだ?」と聞かれるが、理由を聞かされていない彩は答えることができなかった。

工事を進めていくにつれて、何か得体のしれないものに力を奪われる感覚があり、体調を崩す者も出てきだした。

彩は社長に「私たちは何をやらされているのか?」と問いただすが、「言われたことをやってくれたらそれでいい」と言われ、取り合ってもらえなかった。

彩は作業後の点検に三重の取り囲まれた和室をひとり訪れていた。

そのとき和室の奥から物音話し声が聞こえた気がして、部屋の奥へと吸い込まれるように歩いて行った。

奥まで進んだ先の和室に手をかけようとした瞬間・・・



「何をやってるんだ?」

と木島が現れた。

中から人の声が聞こえたことを彩が告げると、木島は
「まだ閉じ込めてないからな。くれぐれもその向こうはのぞくんじゃない」
といった。

何も言えず、彩はその場を立ち去った。

着工から3週間後、残すところ出入口を塞ぐだけというところで、木島は作業員たちに数日休みを取るようにと告げた。

作業員たちは早くあやしげな現場を終わらせたいところだったが、木島に従うしかなかった。

その日、彩はいつものように作業後の点検のために工事現場である和室を見回っていた。

するとまた部屋の中から話し声が・・・

「のぞくなということは、のぞけということだよね」と自分に言い聞かせ、そのふすまを開けてしまったー。

 

するとそこには、お膳座布団が豪華に飾られていたのだった。



出入り口をふさぐ前の最終確認で、木島と彩は和室を訪れた。

木島が部屋の周りの廊下を、彩が和室の中の点検をすることに。

木島は再度彩に「くれぐれもふすまの中はのぞくなよ」と告げて、廊下のほうへと向かっていった。

ひとり取り残された彩は、和室の中の点検を始めた。

しばらくするとまた、奥の部屋の中から話し声が・・

その部屋に吸い寄せられるようにふすまの前まで行き、ついにふすまに手をかけ、扉を開けてしまった。

そこには日本人形たちが笑い合っていた。

木島にふすまを開けたことがバレた彩は、あの部屋な何なのか?と問いただした。

すると木島は「あかずの間」を知ってるか?という。



じつはあの部屋は「神降ろし」をして、福の神を住まわせたのだという。

そしてその部屋をあかずの間とすることで福が舞い込むための部屋だといった。

翌日、社長が別の業者を引き連れてやってきた。

そしてあとはこっちでやるから帰ってくれと言い出した。

木島は「まだ最後の仕上げが残っている」といったが、社長は「神降ろしは終わったんだろ」といい、木島と彩にもう帰るように言った。

彩は、木島になぜ社長が急に別の業者を連れてきたのかと聞いた。

木島は神降ろしというのは金額が高額だから、少しでも費用をケチるために追い出したかったんだろうといった。

しかし、こういう儀式に敬意を払わないのであれば、それ相応の事態を招くことにもなる。

例えばハロウィンももとは悪霊から身を守るための儀式として始まったが、それを軽んじているとどうなるかわからない、と。



それから1年後、リニューアルした旅館は常に満室、大人気の宿となっていた。

しかし、そんな折和室の一部が倒壊する事態に。

彩は修理工事の見積もりのためにふたたび旅館を訪れた。

社長に見積もりを渡すが、前回より高い金額に憤慨し、「これよりもっと安くで神降ろしをしてくれる業者はいくらでもある!」と言いだした。

彩は、「神降ろしはそんな簡単なことではないはずだ」と言い返すが、彩は社長から追い返されてしまう。

そのあと、彩は工事を担当したあの和室へと向かった。

台風の被害というわけでもないのに、なぜ倒壊することになったのか。

例の和室につき、中へ入るとそこは廃墟のように壁などが崩れ落ちいていた。

和室の前には立ち入り禁止の黄色いテープが何重にも貼られていた。

すると、奥の部屋から甲高い笑い声が・・



立ち入り禁止のテープをまたぎ、彩は部屋の中へと進んでいった。

そして一番奥の部屋のふすまに手をかけ、その扉を開けるとそこには大量の日本人形がこちらを見ていた。

このあとこの旅館がどうなってしまったのか、話す気にはなれないという―。

ほん怖2020「あかずの間を造った話」ネタバレまとめ

てっきり悪霊を閉じ込めようとしているのかと思って見ていましたが、福の神を住まわせようとしていたんですね。

ただ儀式に対して敬意を払わず、福の神を怒らせてしまったのであれば、悪霊よりも怖いかもしれません。

ほんとにあった怖い話ということで、この旅館がどうなってしまったのか。

知りたいような、知りたくないような・・・