2019年最高の観測条件がそろっている流星群が、このやぎ座流星群です。流星の数は少なめですが、月明かりを気にせずキレイに観ることができそうです。同じ時期に極大(活動のピーク)を迎えるみずがめ座δ(デルタ)流星群も一緒に確認できます。やぎ座流星群を観測できる方角、日時、福岡のオススメ観測場所をまとめました。
目次
やぎ座流星群2019の方角やピーク日、時間は?
やぎ座流星群はゆっくりとした流星なので、確認しやすいのが特徴です。
1時間あたりの流星数(HR)は3個程度ですが,時折5個を越えるような活発な出現が見られます。この流星群は対地速度が遅いので,ゆっくりとした流星であることが特徴です。時折,経路の途中で何度も爆発を伴うような火球が観測されます。
引用:流星電波観測プロジェクト
火球は明るく、特大の流れ星のように見えます。見えたらテンション上がっちゃいますね(^^)
2019年のやぎ座流星群を観測できる方角、活動日とピーク日、時間帯を順にご紹介していきます。
やぎ座流星群2019が観える方角
やぎ座流星群は、南の空に登ってきます。放射点を中心に四方八方へ飛び出す形で流れるので、南の空だけでなくどの方角でも確認できます。
一般的に流星群は放射点が高いほど、長く流れ見やすくなります。今回のやぎ座流星群は、放射点があまり高くなく、流れが短くなりそうです。ただ、放射点が高いとずっと真上を観ていることになるので、首が辛くないのは良い点と言えそうです(^^)
やぎ座流星群2019活動のピーク日
「流星電波観測国際プロジェクト」が公開している情報によると、
やぎ座流星群は7月3日~8月15日の期間活動を続けていて、活動数がピークを迎えるのは7月31日です。
やぎ座流星群2019が観える時間
極大と言われるピーク時間は、23時~0時頃です。ただ、今回のやぎ座流星群は放射点が低めなので、登りきってもそれ程変わりません。総じて流星の数は少なめですが、明け方まで楽しめそうです。
やぎ座流星群を観測しやすい日時は、7月31日23時~明け方までとなります。
ピークを過ぎても8月15日までは活動しています。街明かりの少ない場所へ行けば、8月に入った後も流れる様子を観ることができるかもしれません。
流星群をキレイにたくさん観るためには、月の状態も重要です。満月に近いような状態だと、月の明るさに邪魔されて暗めの星は見えなくなってしまいます。
7月31日の月の状態は、新月(何も見えない状態の月)の直前。周期表の青枠部分になります。
月の満ち欠けを数値で表した「月齢カレンダー」によると、7月31日の月齢は28.3。
月明かりの影響なく、良い条件で観測出来ます。
やぎ座流星群2019福岡のおすすめ観測スポット
星がキレイに観える最低条件といえば、
①街明かりが少ないこと
②周りが開けていること
③空気が済んでいること
この3つは抑えておきたい所です。条件を満たした福岡の観測スポットをご紹介します。
星のふるさと公園 星の降る広場
星野村にある星のふるさと公園。プラネタリウムや展望台が設置されている【星の文化館】もありますが、おすすめはこちらの芝生広場。広い芝生の上で、ごろんと横になり、もし流星群がなかったとしても観ておきたい星空です。市街地とは、星の数が全く違います!
住所:福岡県八女市星野村10828
道の駅吉野ヶ里
東脊振ICから国道385号を北に約6km、福岡市内から高速道路を使えば1時間位で行けます。山に囲まれていて街の光の影響が少ない場所。
住所:佐賀県神埼郡吉野ヶ里町松隈1710-11
背振少年自然の家付近
福岡市の子供たちが林間学校でお世話になる施設ですが、子供の為だけじゃなく流星群の観測にもおすすめ。街から離れていて、山の中ゆえ明かりが少ない。その分星がキレイにたくさん見えます。
すが、星もキレイです。頂上まで行くと外界の光の影響が少なく、観測を楽しむことが出来ます。
住所:福岡県福岡市早良区板屋
やぎ座流星群2019福岡のまとめ
夏休み期間中活動を続ける「やぎ座流星群」。あまり活発ではないものの、流れが遅く肉眼でも確認しやすい特徴を持っています。流星群を見に行くぞ!と意気込んでいくより、身近な場所で気軽に楽しむ方があってるかもしれません。観ることができる日時や方角、場所をチェックして、眺めてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。