日本といえば、四季のそれぞれに特徴があり、風情ある景色が楽しめます。
中でも「桜」は、春の暖かさを告げてくれるだけでなく、卒業式や入学式などの「門出」を彩る花としても私たちの身近にある花ですよね。
今回は、観光客にも人気のスポットが多く存在している古都・奈良県の桜の開花情報を知る上で押さえておきたい
標本木
に焦点を当て、
①開花予想や見頃となる満開予想の時期
②開花宣言・満開宣言の時期の指標となる標本木の場所
③アクセス方法
についてまとめてみました。
標本木とは何、誰がどのような基準で標本木を選んでいるの、開花宣言の基準は…。
については次の記事で詳しくご紹介しています。
あわせてお読みいただければ、今年のお花見をさらに楽しむことができますよ♪
奈良県の桜の開花予想や見頃となる満開予想時期はいつ?
気になる2023年奈良県の桜の開花宣言予想ですが、日本気象協会の発表では今年は記録的な早さでの開花宣言が予想されています。
観測地点は奈良市で、平年より6日早い、昨年と比較しても3日早い3月22日(水)開花予想日となっています。
見頃となる満開宣言の時期は、日本気象株式会社の予想では、開花から8日後の3月30日(木)満開の時期を迎えると発表しています。平年と比べると5日早い予想となっています。
▼写真は、「佐保川(さほがわ)」の夜桜です。
奈良県の桜の開花宣言・満開宣言の時期の指標となる標本木の場所はどこ?
奈良県の桜の標本木は、長い間「奈良地方気象台」にある桜が対象とされてきました。
各地域にあるこの基準の桜は「標本木」と呼ばれており、明確な基準のもと観察が行われるのです。
しかし、2017年の「奈良地方気象台」の移転に伴い、標本木は「奈良女子大学附属中等教育学校」にある桜が新たに対象となりました。
▼奈良女子大学附属中等教育学校住所:奈良県奈良市東紀寺町1丁目60−1
中高一貫校である奈良女子付属の校庭にあるこの標本木は、奈良地方気象台の「初代標本木」の老朽化に伴い「2代目」として設定されたもの。
標本木となってまだ日は浅いものの、毎年美しい花を見せてくれています。
▼写真は、奈良女子大学附属中等教育学校にあるソメイヨシノの標本木(中央)です。
近隣の皆さんを初め、是非一度見ていただきたいこの標本木。
学校の内部となりますので、お出かけの際は駐車等を初めとするマナーに気をつけたいところです。
▼写真は、奈良盆地の北部を南北に流れる河川「佐保川(さほがわ)」の桜並木です。特に奈良県立図書情報館周辺の眺めはすばらしいです。川辺から眺める左右を桜並木に囲まれた佐保川も見事です。
奈良女子大学附属中等教育学校へのアクセス方法は?
JR奈良駅からもアクセスのしやすい、奈良女子大学付属中等教育学校。
奈良市街の桜を楽しむ際にも立ち寄りやすいのがポイントです。
ここでは奈良女子大学付属中等教育学校への主なアクセス方法についてご紹介します。
ぜひお出かけの前にチェックしてみてくださいね。
・JR奈良駅より徒歩30分、自動車で9分
奈良駅東口より正面「三網田」を右折
道なりに進み、「大森町」を左斜め方向に進む
道なりにしばらく進み、「紀寺」信号近く
▼JR奈良駅からの経路(自動車)です。
・JR京終駅より徒歩17分、自動車で7分(最寄駅)
京終駅出入口より左折、京終停車場薬師寺線に入って右折
国道169号線で左折、「紀寺」信号近く
▼JR京終駅からの経路(徒歩)です。
▼写真は、奈良女子大学附属中等教育学校から見た夕陽。
▼写真は、万葉集ゆかりの地「明日香村」の桜です。
まとめ
▼こちらは、氷室神社(奈良市)のしだれ桜です。
▼写真は、奈良公園の中にある鷺池に張り出した浮見堂と桜です。
以上、奈良県の「奈良女子大学付属中等教育学校」にある「桜の標本木」の紹介でした。
古来より伝わる日本ならではの美しさは、様々な人々の手によって今日まで守り継がれてきました。
ここでしか見ることのできない桜は、思い出になること間違いありません。
いつの時代も変わらない、誰もが見上げた美しさを、ぜひあなたも体感してみてくださいね。