新型コロナウイルスの影響で生活が困窮している人々を救うため、政府はこれまでに2回「臨時特別給付金」を支給しました。この2回の給付はいずれもひとり親世帯を対象としたものでしたが、これを受けて多くの人から「ふたり親世帯でも困窮している人が多い」という声があがりました。
そして、政府は一部のふたり親世帯にも3回目の現金給付を行う方針を決定。今回はそんな3回目の臨時特別給付金について、もらえる条件や給付の時期について調べてみました。
こちらの記事では、
- ふたり親世帯の給付金に関する条件って?
- 所得制限やいつもらえるのかなどを探ってみた!
についてご紹介します。
ふたり親世帯の給付金に関する条件って?
新型コロナウイルスの影響で生活が著しく困窮しているのは、「低所得層」というイメージがありますよね。実際、元々収入が少なかった世帯については、かなり苦しい生活を強いられている場合が多く見られます。
しかし現在、「中間層」と呼ばれる世帯も、長引くコロナ禍において生活が苦しくなっていると問題視されているのです。一定以上の収入がある中間層ですが、その分住宅ローンや保険など月々出ていくお金も増えるもの。少しずつ貯蓄を切り崩し、なんとか生活を続けている中間層も少なくないのです。
低所得層には給付金があり、払うべき税金が少ない反面、中間層は納める税金も高くなりがち。このまま給付金をもらえずにいると、低所得層よりも困窮してしまう可能性があります。
これまで2回の臨時特別給付金は、
- 児童扶養手当を受給している人
- 家計が急変し収入が減少、児童扶養手当の支給対象となった人
に限定して付与されるものでした。しかし、現在に至っては「児童扶養手当」の有無や「収入の著しい減少」がなくとも、給付対象に含めるべきだという声が多くあがっています。
具体的な給付対象の条件については未だ発表されていませんが、恐らくふたり親世帯で「児童扶養手当」を受給している人は付与されるのではないかと思われます。
所得制限やいつもらえるのかなどを探ってみた!
そもそも、「低所得層」や「中間層」とは、どの程度収入をもらっている場合を指すのでしょうか。これは子供の人数や住んでいる場所によっても変わりますから、あくまでも一例ということになります。
- 低所得層:300万円以下
- 中間層:300万~1,000万円
- 高所得層:1,000万円以上
今回の現金給付に中間層を含めると、かなりの世帯が当てはまります。中には困窮していない人もいるでしょうから、ここの線引きをどうするかが注目しておきたいポイントと言えますね。
また、2021年3月時点では給付の時期も決まっていないようです。決定しているのは「1世帯5万円」の給付金ということ、第2子以降は「1人あたり3万円ずつ加算」ということの2点。
新学期を控え、何かと物入りな春がやってきます。中には「文房具が買えない」ほどにやりくりに困っている世帯も多いと言いますから、なるべく早い給付を求めたいものです。
ふたり親世帯給付金条件等のまとめ
まだまだ終息の気配を見せない新型コロナウイルス。予断を許さぬ日々が続く中でも、変わらずに子供を守っていかなくてはなりません。子育て中の世帯が少しでも安心できるような政策をお願いしたいものです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。