加計学園獣医学部の学費はいくら?韓国人入学者数は何人?定員割れしている?

加計学園獣医学部といえば2017年に学部新設をめぐり首相と加計学園理事長が長年の友人であったために

「特別な便宜」を図ったのではないかと加計学園問題が世間を騒がせましたね。

52年ぶりとなる獣医学部の新設が認められ2018年4月に岡山理科大学獣医学部が開設されました。

西日本の私立大学としては初めての獣医学部の開設となります。

開設後も定員割れをしていることや今年の入試での韓国人受験者が全員不合格で

人種差別ではないかとまたも話題に上がっていますね。

加計学園獣医学部ってどんな大学なのか気になります。

ここでは

  • 加計学園獣医学部の学費はいくらかかるのか
  • 韓国人入学者数は何人なのか
  • 加計学園獣医学部の定員割れしているか

について調べたことをお伝えします。



加計学園獣医学部の学費はいくら?

獣医師の国家試験を受ける資格を得るためには獣医学部を6年間通う必要があり高額な学費がかかります。

加計学園獣医学部の学費は私立大学では一番高いとされているようです。

加計学園獣医学部は獣医学科と獣医保健看護学科の2つがありますのでそれぞれの学費を紹介します。

加計学園獣医学部獣医学科の学費

入学検定料 35,000円

初年度納付金 2,500,000円

内訳

授業料:

1,500,000円

入学金:

220,000円

実験実習料:

280,000円

施設設備資金:

500,000円

2年次以降の学費:

2,436,000円

修業年数は6年で、取得可能な学位は学士です。

なので、6年間の合計は14,680,000円となりますね。

岡山理科大学獣医学部のサイト
岡山理科大学獣医学部

>岡山理科大学獣医学教育病院

こちらは、岡山理科大学 獣医学教育病院の地図です。

加計学園獣医学部獣医保健看護学科の学費

入学検定料:

35,000円

初年度納付金:

1,53,000円

内訳

授業料:

845,000円

入学金:
220,000円

実験実習料:

165,000円

施設設備資金:

300,000円

修業年数は4年です。

取得可能な学位は学士ですね。

四国枠入試特待生制度

加計学園獣医学部では「四国枠入試特待制度」というものがあります。

これは獣医師不足である四国での獣医師の育成を目的にしたもので年額100万円の授業料を6年間猶予される制度です。

四国県内の高校出身者が対象になります。

実際に「四国枠入試特待制度」を希望した受験生はこの3年間で16人と少なく、合格した人数は更に下回る結果となっています。

2018年度の合格者は4人、2019年度では1人そして今年度はなんと0人という結果です。

四国の獣医師育成を謳っているならばもう少し合格者が増えてもいいのではないかと思ってしまうような数字ですね。



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韓国人入学者数は何人?

加計学園獣医学部では外国人留学生の募集も行っています。

2020年度の入学試験要項によると募集人数は獣医学科は20名程度、獣医保健看護学科は若干名とされています。

獣医学科はEJU利用のみの募集としています。

EJU(日本留学試験)とは

日本留学試験は、外国人留学生として、日本の大学(学部)等に入学を希望する者について、日本の大学等で必要とする日本語力及び基礎学力の評価を行うことを目的に実施する試験です。

文部科学省より引用
日本留学試験

韓国人入学者数は?

獣医学部獣医学科の外国人留学生は15人が在籍しているとされています。

初年度の入学者数が9人、2019年度が6人です。

そのうちの13人が韓国人留学生です。

2020年度の韓国人留学生の合格者数

今月5日に発売された週刊文春で加計学園獣医学部の秋に実施された2020年度推薦入学試験で韓国人留学生が全員不合格にされていたと報じられたことが話題になっています。

文春オンラインでは以下に報じました。

昨年11月16日、愛媛県今治のキャンパスで獣医学科の推薦入試が実施されたが、同学科が韓国人受験生全員の面接試験を一律0点とし

不合格にしていたことが「週刊文春」の取材で分かった。

複数の職員が、証拠となる内部文書とともに明かした。

「A方式の推薦入試を受験した韓国人受験生8名全員が不合格となっています。

A方式の推薦入試は、学科2科目と面接試験、高校での成績を反映した評点平均値、各50点、計200点満点で採点されます。

驚くべきことに、韓国人受験生全員の面接試験での点数は0点。なかには面接で10点でも取れれば合格点に達する受験生もいる。

これまで面接試験で0点というのはほとんど見たことがありません。公平公正を重んじなくてはいけない入試で、国籍差別が行われている事実に怒りを覚えます」

 週刊文春が入手した内部文書によれば、受験生の受験番号、出身地、得点、合否が記されており、面接の得点欄には「0」が並び、

「不合格」と記されている。この面接結果について学内で獣医学部の教授陣は「日本語でのコミュニケーションが著しく困難だった」と説明している

「すべて日本語で記された科目試験で満点に近い優秀な成績を収めた学生もおり、韓国人受験者全員が、日本語に不自由だという説明は不可解極まりないです」

 2月21日に加計学園に書面で事実確認を申し入れたが、1週間後に「担当者から連絡します」と言ったきり回答することはなかった。
 
 文科省の担当者に見解を尋ねると、次のように回答した。

「仮に受験生の属性によって差異を設けるのなら、大学側は説明責任が生じます。その上で、不適切な入試と判断されれば、

文科省などの調査・指導の対象となり、私学助成の対象から除外される可能性もあります」

文春オンラインより引用
韓国人受験生を全員不合格 加計学園獣医学部に「不正入試」疑惑

この報道に対し不当ではないのかや人種差別ではないかと問題になっていますが

毎日新聞の取材に対し加計学園は「入学選抜試験は一貫して適正に実施している」とコメントしてました。

加計学園側は2020年度の推薦入学試験以外の試験で合格している韓国人留学生は4人いるとしています。

韓国人留学生の点数が人種差別によって0点とされたとなれば大問題ですね。

学園側は試験を適正に実施しているとしていますが全員が綺麗に0点というのは違和感を持ってしまう人がいるかもしれませんね。



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入学者数は定員割れしている?

2019年4月4日の毎日新聞によると

入学者は獣医学科が172人、獣医保健看護学科43人の計215人。

獣医学科は定員140人を大幅に上回ったが、獣医保健看護学科は前年に続き定員60人を割り込んだと報じました。

入学者は獣医学科が172人、獣医保健看護学科43人の計215人。

授業料免除などで四国で活躍する獣医師を育てる四国入学枠は「最大20人程度」としていたが、1人(前年4人)にとどまった。

獣医学科は定員140人を大幅に上回ったが、獣医保健看護学科は前年に続き定員60人を割り込んだ。

学園の入試広報担当者は「獣医学科は想定以上に併願者に来ていただいた。

獣医保健看護学科はPRに務めたが、志願者増には結びつかなかった」と説明。四国入学枠については「志願者が少なかった。

大事な制度なので働きかけを強め、維持していく」としている。

毎日新聞より引用
加計学園の岡山理大で入学式 獣医学部で定員上回る 四国枠はわずか1人

岡山理科大学サイト
岡山理科大学



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ツイッターでの反応

今回の韓国人不合格の報道に対するTwitterの反応を紹介します。

こちらは意図的に0点にしたとしか思えないというツイート。

こちらは本当に酷いというツイート。

酷いというツイートがある一方で別の入学試験で韓国人留学生が4人合格していることから人種差別はなではないというツイートもあります。

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まとめ

加計学園獣医学部の学費、韓国人留学生の入学者数、加計学園獣医学部の定員割れについてお伝えしました。