球磨川氾濫場所はどこが危ない?氾濫の原因や歴史・過去の被害状況なども調べてみた!

2021年、例年よりも3週間程度早い梅雨入りとなった九州。5月中旬の豪雨により熊本県を流れる「球磨川」が増水、一時は氾濫の危険があるとされていたようです。危険時に適切な行動で命を守るためにも、日頃からハザードマップを確認し、いざという時の備えをしておくことが大切です。

そこで今回は、球磨川が氾濫した場合はどこが危険と言われているのか、過去に起きた氾濫による被害状況などを元にまとめてみました。近隣にお住まいの方はもちろん、自宅の近くに川があるという方も要チェックです。

こちらの記事では、

  • 球磨川氾濫場所はどこが危ない?
  • 氾濫の原因や歴史・過去の被害状況なども調べてみた!

 
についてご紹介します。

普段から災害を想定した訓練をしておくことも大切ですね。


球磨川氾濫場所はどこが危ない?

球磨川1

 
「球磨川(くまがわ」は、熊本県で随一とも言われる一級河川です。県南部の山から流れ出た水は湯前町や人吉市を通り、最終的に八代市から海へと流れ出ていきます。比較的流れが速く、これまでにも幾度かの水害を引き起こしている川でもあります。

そんな球磨川の氾濫危険水位は「7.60m」。避難判断水位は「6.00m」、氾濫注意水位は「5.00m」と定められていますが、2021年5月20日にはこのうちの「氾濫危険水位」にまで到達。各市町村で避難指示が発令される事態になりました。

今回は氾濫とまではいかなかったものの、過去には予測不可能の大雨により逃げ遅れた犠牲者が出るなど、深刻な事態を招いたこともある球磨川。梅雨や台風の多い時期などは特に注意が必要です。

そんな球磨川が洪水となった場合、どれほどの地域が被害を受けるのでしょうか。雨の降っていない安全な時期にしっかり確認し、被害想定区域に住んでいる場合はしっかり対策を練っておきましょう。

八代河川国道事務所のHPには、球磨川をはじめとする各河川の「洪水浸水想定区域」が示された図がアップされています。

球磨川ハザードマップ

 
こちらを見ると、河川の流れが速いところや、水の集まりやすいところが危険と表示されています。特に球磨村の川沿い周辺では、最大で20.0mを超える浸水が予想されているのです。他の地域でも10.0m以上や5.0m以上など、大きな被害が予想されるところがいくつも存在しているのがわかりますね。

球磨川水系洪水浸水想定区域図はこちらから

 
ちなみに、5.0mと言うと3階建ての建物が床上浸水してしまうくらいの高さ。1階や2階建ての建物では、いくら上の階に避難しても意味がない可能性があります。

それならば高いところに逃げよう……と安易な気持ちで山に向かってしまうと、今度は土砂崩れに巻き込まれる危険性も。避難時は市区町村からの伝達事項をしっかりと確認し、安全な場所へ避難をしなくてはなりません。

各市町村の公式HPには、それぞれ災害時の避難所についての情報がしっかりと記載されています。家族全員で確認し、お互いがどこへ逃げているのかを把握しておくことも大切です。



▲ 目次に戻る

氾濫の原因や歴史・過去の被害状況なども調べてみた!

球磨川3

 
球磨川が氾濫してしまう主な原因は、連日の大雨や急激な豪雨による増水です。これまでに何回か災害が発生しているのも、梅雨や秋雨前線の影響が大きい6月~9月のことでした。

中でも記憶に新しいのは、2020年7月に起きた氾濫。この時も九州南部が大雨に見舞われており、熊本県をはじめ鹿児島県なども避難指示が発令される事態となりました。

そしてこの時、避難をする上で問題となったのが「新型コロナウイルス」の蔓延……。限られたスペースに多くの人が集う避難所では、「密」を避けることは難しいとされています。2021年現在も終息を見せないコロナですが、現時点で大きな災害が起こった場合、大規模クラスターとなる可能性は十分にあります。

また、この時の氾濫では、八代市をはじめ数名の犠牲者が出る事態となってしまいました。「まだ大丈夫かもしれない」という油断が、手遅れになってしまう……。そんな災害の厳しさを実感させられます。

古くは昭和40年から、断続的に続いてきた球磨川の氾濫。危険を他人事と捉えず、早め早めの非難を心掛けたいものです。


▲ 目次に戻る

まとめ

球磨川2

 
今回は、熊本県を流れる「球磨川」について、災害時の恐ろしさや避難の大切さをご紹介しました。小さなお子さんがいたり、足腰の悪い高齢者だったりして避難がしにくいご家庭も多いことでしょう。

2021年には避難情報が改訂され、「警戒レベル4」には全員の避難が完了していることを目標に避難指示が出されることとなりました。災害大国と言われる日本では、普段からシミュレーションを重ね、いざという時にしっかりと行動できるよう生活していきたいですね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。